10月29日 自動運転車の交通事故

2023年10月に自動運転車による事故があり、大変驚いたのを思い出したので記事にしようと思います。

ちなみにこの自動運転車は「レベル4」であり、高速運転自動化できるものです。条件はあるものの、システムがすべての運転操作を実施することができるもので、ドライバーは運転席を離れても大丈夫なものです。

いや、大丈夫のはずでしたが、事故が起きてしまいました。

 

道路わきの自転車にぶつかってしまった自動運転車

事故が起きたのは2023年10月29日午前10時半頃、福井県永平寺町志比の「永平寺参ろーど」と呼ばれている遊歩道での出来事です。

先ほども少しだけ書きましたが、一定の条件のもとではシステムだけで操作が可能な自動運転車が走行中、道路の脇に止めてあった自転車とぶつかってしまったのです。

自動運転車には4人のお客様が乗っていましたが、誰もけがはなかったのが不幸中の幸い、本当に良かったです。

けが人が出なかったのはありがたいことですが、永平寺町では事故の原因を調べ、そのうえで安全対策を行うことにしました。

十分な安全対策ができたこと確認できるまで、自動運転車の運行を取りやめるそうです。事故が起きてしまった以上仕方のないことですが、ちょっと残念ですね。

止めてあった自転車に責任はないの?

私は直接に行って見たわけではないのですが、ニュースによればぶつかった自転車は幅3メートル程度の遊歩道上に後輪がはみ出す形で止まっていたということです。

はみ出ていた部分に自動運転車の左前部分がぶつかってしまったので、駐輪場に停めてあったわけではなさそうだと感じました。そうであるのなら、はたしてここに自転車を止めてよかったのかな?という疑問が残っています。

もし、本来止めてはいけない場所に停めてあったのであれば、この自転車の持ち主にも問題があると思うのは私だけでしょうか?

自動運転車は障害物をよけられないの?

私は止めてあった自転車にもやもやしてしまったのですが、よく考えてみると自動運転車ではない普通の車で走行していれば、当然に障害物をよけなければいけません。

自動運転車は決まったルートを走行するものだと、障害物をよけられないのでしょうか?自動運転車に対する期待は大きいですが、いろいろと課題がありそうですね。

自動運転車、これからどのように活用されていくか、事故の対策はどのようになっていくのか。これからも注目していきたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。

自転車との事故にも注意

 

4月に道路交通法が改正され、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務となりました。その影響なのか、ヘルメットをつけて自転車に乗っている人が増えたように感じています。

人によっては「ヘルメットそのものが品薄で、なかなか買えなかった」という人もいるようです。

今のところ努力義務なので、ヘルメットはかぶっていなくても罰則はありませんが、自転車だからと言って事故が軽く済むわけではありまえん。

自転車でも死亡事故が起きている

残念ながら自転車でも交通事故は起きています。自転車と自動車がぶつかる事故や自転車同士の事故など、色々なパターンがありますが、自転車の関連した死亡事故は年間450件以上になります。

自転車に乗る場合、安全に走行するため以下のルールを守らなくてはいけません。

  1. 原則車道を走行
  2. 車道の左側を走行
  3. 歩道走行時には歩行者を優先し、車道側を徐行
  4. 安全ルールを守る。夜間はライトを点灯
  5. ヘルメットを着用

自動車と自転車を比べると、どうしても自転車の方が立場が弱くなるように感じますが、自転車も立派な車両です。自転車に乗る人も安全に気をつけて走行しなくてはいけないことがわかります。

自動車側が出来ること

自転車側に責任がある一方で、自動車のドライバーにも安全運転ををする責任があります。自動車を運転していると、車道を走る自転車を見ていると邪魔に感じてしまうことがあるかもしれませんが、現在の法律では自転車は原則車道を走ることになっているので、どうにもできません。

道路によっては、自転車が走るためのレーンが書かれている場所もありますので、自転車が車道を走っている場合には、自動車の側はできるだけ自転車と距離を取るなどして、自転車が安全に走行できるようにしましょう。

また、自転車は小回りが利くので、わき道から急に出てくることもあります。交差点やわき道があるエリアでは、スピードを落として走行するように気をつけましょう。

なお万が一交通事故になってしまった場合には、自動車の方が過失割合が大きくなる傾向があります。

終わりに

交通事故というと、昔は自転車の関連した事故はあまり触れられてこなかったように感じています。自転車の絡んだ事故が少なかったことが原因かもしれません。

しかし、自転車に乗る人が増えているので、自動車、自転車どちらで走行する場合にも、十分に注意を払う必要があります。夏の時期は涼しい夕方に出かける人も多いと思うので、薄暗い時間にはより一層の注意が必要になるでしょう。

相手が無保険だった場合の交通事故は泣き寝入りになるのか

ほとんどの自動車ユーザーは、自賠責保険と任意保険の両方に加入していますが、ごくまれにそれらに加入していないこともあります。

そんな相手が交通事故の加害者だった場合には、交通事故の損害を補償する保険会社がないことになります。そんな時は保険会社を通さず、相手に直接請求しなくてはいけないのですが、相手に支払い能力がないことが多いのが現実です。しかしこれでは被害者はたまったものではありません。こんな時はどうすれば良いのでしょうか?

自分の保険で補償できるか確かめる

任意保険の中には、色々な特約が付いているものがあります。中には、相手が無保険だった場合に補償してもらえるオプションもありますので、自分の保険ではどのようなものが使えるか、確認しましょう。

個人の意見になってしまいますが、私自身は相手が無保険だった場合に補償されるオプションはつけたほうがいいと考えています。

交通事故なんか遭わなければそれが一番良いのですが、いつ何が起きつかわかりません。自分に非がない場合でも、よそ見をしている相手に突っ込まれてしまうこともありますので、自分が泣き寝入りすることがないように、保険とオプションをどうするかは、慎重に考えて選択して下さい。

政府保障事業の利用を検討する

さて、自分の加入している任意保険で対応できるものがない、という場合には政府保障事業の利用を検討できる場合があります。

政府保障事業は、ひき逃げや無保険の車が起こした事故の場合、政府が被害者に対してお金を支払い、政府は本来の損害賠償を負う相手に対して請求する制度です。もし加害者が支払いに応じなければ、加害者に対して損害賠償請求を起こし、加害者の自動車や給与などを差し押さえることまでします。

注意する点として、健康保険や労災保険からの給付がある場合には、その金額は差し引いて支給されることになります。さらに政府保障事業の補填金額の上限は、自賠責保険と同じ金額になりますので、任意保険の場合に支払われるものと比べた場合、金額が低くなってしまう可能性が高いです。

またこの制度は、交通事故被害者にとっては最後の頼みの綱であるものの、支払いには時間がかかるケースも少なくありません。「自賠責損害調査センター」と書面でやり取りをする必要があり、さらに算定にも時間がかかりますので、待つ側には時間と気力が必要です。

一人で行うのが難しいと感じた場合には、弁護士に相談してサポートを受けることも選択肢の一つかもしれません。

交通事故の時、警察は何をするのか

交通事故の現場では、警察官が忙しく働いているのを見ることがあります。後続車が事故に巻き込まれないよう、交通整理をしている場面が多いかもしれません。今回は交通事故発生の警察の仕事について書いていきます。

まず事故現場で行うこと

現場にかけつけて、事故の当時者から話を聞かなくてはいけませんが、その時に新たな交通事故が発生しないよう、車線を一時的に通行止めにする時に使用するセーフティーコーンなど、捜査に必要な機材も持参します。

明るい昼間であればまだましなのですが、夜間の交通事故の場合には真っ暗で何も見えないこともあり、あかりが必要になります。当事者が立会いの下に必要な情報を求めることを「実況見分」と呼んでいますが、実況見分は事故直後に行うこともあれば、状況によっては後日行う場合もあります。

供述調書の作成

交通事故後に警察が行う仕事のうち、もう一つ忘れてはいけないものがあります。当事者の話に基づいて「供述調書」の作成です。当事者たちから聞いた話をもとに作成していくものですが、警察の側が当事者を誘導するようなことをしたり、感情に流されるようなことはしません。

その後この供述調書は、証拠物とともに事件を検察官に送致します。交通事故に遭った場合「警察に捕まえて厳罰にしてほしい」という被害者の方がいらっしゃいますが、この点は少し誤解があります。厳罰にするか決めるのは警察の仕事ではありません。

警察の仕事は、事故の現場にかけつけ、どのような事故だったのか事実を確認し、供述調書を検察官に送致することです。加害者を起訴するか、不起訴にするか決めるのは検察の仕事になります。

鑑識係や保険金詐欺、暴走族に対応する警察官

さて、交通事故発生時の警察の仕事は、それだけではありません。死亡ひき逃げ事故のような悪質な事故の場合には、鑑識係の出番になります。車の塗装の一部や破片から車種を特定したり、事故の状況を読み解いていく仕事になります。時折、テレビで警察について特集した番組を見る際には、これら鑑識係にスポットが当たることも多いので、ぜひ注目してみてください。

加えて最近では交通事故を装った特殊詐欺も増えていますので、それらの詐欺を捜査する係もいますし、暴走族の操作を行う係もあります。光津事故時の警察の仕事は、なじみのある部分もあれば、そうでないものもありました。日常的にかかわる機会は少ないかもしれませんが、警察の仕事と働きも忘れないでいたいと思います。

夏休みを楽しく過ごすために 子どもの事故に気をつけて

 

夏の花がきれいな季節になってきました。子どもたちにとっては、もうすぐ夏休み。楽しみですね。水を差すようですが、楽しいはずの夏休みに事故に巻き込まれてしまう子どもたちもいます。毎年のニュースでは、そんな悲しい報道に胸を痛める人も少なくないでしょう。

でもそんな悲しい思いはしたくないですね。安全で楽しい夏休みにするため、親子でできることと、地域で暮らす周りの大人たちができることを、考えてみたいと思います。

事故を防ぐために親子すること

横断歩道を渡る、標識を守る、左右の安全確認をする、子どもを持つ親御さんであれば日頃から教えていることであっても、子どもたちは夏休みということもあり、気が大きくなってしまうこともあるはずです。

わざとではないとしても、楽しそうなものがあれば、交通ルールなんか忘れて行きたくなるのが子ども。特に小さいうちには、繰り返し交通ルールを確認し、必ず守るように教えましょう。

自転車に乗るときはヘルメットで頭を守ろう

子どもたちが自転車に乗る機会も増えてくると思います。しかし自転車で走行中に事故に遭えば、頭を打って重症になることもあります。もったいないように感じても、ヘルメットは子どもの頭の大きさに合わせて購入することをお勧めします。

夏休みは普段と違い、自転車で普段よりも遠くに出かけることや、自転車で夏期講習や習い事に通う機会も増えるかもしれません。

夏休みを迎えるタイミングで、「安全に自転車で走行すること」についてし話し合って確認し、安全運転をすることや事故に遭わない対策、自分の身を守るにはどうするか、子どもと話し合うこともおすすめです。

周りの大人が出来ること

親子でできることについて書いてきましたが、子どもの事故を防ぐのはその子自身と親が努力する部分もあれば、まわりの大人ができることもあります。同じ地域で暮らすものとして、学校の周りや子どもが多く利用する公園のそばを通る場合、できるだけ徐行してスピードを落として走行することをお勧めします。学校や公園など、子どもたちがよく出入りする場所は、子どもたちが飛び出してくる可能性も少なくないからです。

自動車や自転車で通過する場合、子どもが飛び出してこないか確かめ、普段以上の注意を払うようにすれば、交通事故のリスクを減らすことができます。

さらに、子どもたちの多い時間帯をさけて走行することも、安全に過ごすための一つの方法かもしれません。

木更津市沖で発生した地震の被害に遭われた皆様へ心より御見舞い申し上げます

2023年5月11日早朝、千葉県木更津市沖で最大深度5強程度の地震が発生しました。朝になってテレビをつけたところ、たくさんの瓦が落ちていてびっくり。被害を受けられた皆様に対しては、心からお見舞申し上げます。しばらくの間は大変な状況ですが、一日も早く日常が戻ることを願うばかりです。

このブログは主に交通事故に関する情報を書いています。しかし自然災害はが起きると交通事故のリスクも高くなりますので、今回は災害時に交通事故を含めてあらゆるリスクを減らすにはどうすればよいかを書こうと思います。

私自身、自身や台風で被災した経験を持つため、災害後の混乱はよく覚えています。自然災害は発生直後も大変ですが、その後も日常が戻るまで時間が必要です。それまでは混乱した状況が続くので、交通事故等の危険が大きくなり、一人一人がより一層注意する必要があると思います。

あわてて行動しない

「おさない、かけない」

避難訓練の時、こんな言葉を耳にしませんか?災害発生時、非難する時には押さないように、かけないように、という呼びかけです。

災害そのものも怖いのですが、災害後のパニック状態も侮ってはいけません。二次災害ともいえますが、災害発生後の混乱時に起きたアクシデントに巻き込まれて、ケガをしてしまう人もいるからです。

本当に必要な外出か見極める

災害時でも、病院への通院や、日用品の買い物などは、どうしても必要です。これらを否定するつもりはありませんが、災害時には普段と比べて閉店しているお店や通れない道も多く、どうしても混雑しがちです。病院に行く場合でも、普段より時間がかかることも珍しくはないでしょう。

必要な外出であっても、外出の時間等を考えてでかけるなら、事故に巻き込まれるリスクは減ります。

また「近隣の状況はどうか見てこよう」と思う場合にも、注意が必要です。それは本当に必要なことか、それともただの野次馬でしょうか。

もし「被災した人を助けたい」と思う場合には、行動する前に考えてほしいことがあります。今必要なのは何でしょうか。自分のしたい支援と、現地で必要とされている者は、必ずしも同じとは限らないのです。さらに被災した地域で物を調達することはできないので、自分ですべて用意しなくてはいけません。

もしそのエリアに災害ボランティアセンター等が設置されている場合には、そちらのSNS等で情報収集がおすすめです。直接電話をすることは避けましょう。

薬を飲んで事故を起こしたら保険は支払われるのか

寒さの続く2月です。体調を崩しやすい時期ですが、体調不良の場合には薬を飲んで症状を和らげる人が多いと思います。もし車を運転する場合、これらの薬にも注意が必要です。

薬物は麻薬や違法ドラッグだけとは限らない

体調を崩した場合、病院に行って薬を処方してもらうのが一般的かもしれません。しかし処方された薬の中には、副作用として眠くなるものもあります。

そのため、副作用で眠くなる薬を処方された場合は、「車を運転する機会はありますか?」と医師や薬剤師から確認されたり、

「薬を飲んだ後の運転はしないでください」と注意喚起されることがあります。

これは大袈裟な話ではなく、事故を防ぐために大切なことなので「多分大丈夫だろう」と自己判断することは絶対にしないでください。

「車を運転するので、眠くならない薬に変えてもらえますか」と相談してみましょう。薬を変えることが無理な場合でも、医師や薬剤師の指示に従ってください。

薬を飲んで運転して事故を起こした場合、被害者への補償はどうなるのか?

もし、眠くなる薬を飲んで車を運転してしまい、交通事故を起こしてしまった時にはどうなるのでしょうか?

交通事故の被害者への賠償は、自賠責保険も任意保険(対人及び対物賠償保険)も適用されます。

被害者は金銭的な補償がなされますが、お金で済む問題ではありません。自分の事情がどうであれ、相手に損害を与えてしまったことは事実ですから、誠意を込めて謝ることが必要です。

加害者になった場合、保険は払われるの?

もし人身傷害保険、搭乗者傷害保険、車両保険に入っている場合には、加害者は自分の起こした事故であっても、怪我の治療や、車両の損害に対する保険金を受け取ることは、原則可能です。

しかし薬物を服用している、飲酒運転、無免許運転の場合には、保険会社は免責されるという条項が作られていることもあります。

その場合には、加害者に対しての保険金は払われず、被害者だけに保険金が支払われることになります。

薬物による事故は判断が難しい

多くの保険は薬物についての免責事項があり、
麻薬、覚醒剤等の影響により、正常な運転ができないおそれがある状態」
などと書かれています。日頃、熟読することはないと思いますが、大切なことです。

免責条項に書かれている麻薬を使っての交通事故なら、保険が支払われないのは仕方ないですが、医師から処方してもらった薬を飲んだ場合については、過去の裁判で免責が認められた場合と認められなかった場合があるので、今後も注目していきたいと思います。

相手が無保険の交通事故 

「交通事故に遭ったら、加害者の運転していた車は盗難車がだった。」

滅多になさそうな話ですが、「自分の車が誰かに盗まれてしまう」ということは、決して珍しくありません。

私の仲間の司法書士は、営業用のプリウスを盗まれました。冬だったのですが、事務所前の駐車場に停めたまま、車をあたためようとエンジンをかけていたところ、隙をついて乗っていかれたそうです。

またお客さんの中にも、夜中に軽トラックを盗まれた方がいます。自動車泥棒なんて、そうそう起こり得ないことのようですが、そうではないようです。

ちなみに2022年に盗まれた車は、愛知県が1番多く884台、その次に多いのが大阪府で662台ということです。この数字は盗難の届出が出ているものだけですので、届出がないものも含めると、もっと大きな数字になると思います。

被害者は誰に損害賠償を請求するの?

不幸なことに自分の車が盗難にあってしまい、その車を運転していた車泥棒が事故を起こした場合、どうなるのでしょうか?

他のドライバーの身体や財物に損害を与えてしまった場合、損害賠償の責任は誰が負うことになるのでしょうか。
まず、事故を起こしたのは車泥棒ですから、事故に巻き込まれてしまった被害者に対する損害賠償責任は、盗難車で事故を起こした車泥棒が負うことになると考えるのが一般的といえるでしょう。

持ち主の責任が問われるのはどんな時?

ただし、事故を起こした車の本来の所有者が、車の管理を適切に行っていなかった場合には、責任を負うのは車泥棒だけではありません。

自動車の所有者も、被害者に対する損害賠償責任を負う場合があります。車の管理を適切にしていなかった場合には、車を盗まれた被害者であるのはもちろんですが、泥棒に手を貸したことになってしまうかもしれないのです。

さて、車の管理を適切に行っていなかった場合とは、以下のような状態があります。

  • エンジンをかけた状態で車から長時間離れていた場合
  • エンジンはかけていなくてもキーを付けっぱなしにした状態で車から離れていた場合

  • ドアにロックをしていない状態で、第三者が簡単に車を触れる場所に車を停めていた場合
  • 車が盗まれたにもかかわらず、盗難届を警察に提出せずに放置していた場合

自動車を停めるための専用ガレージがあり、常に鍵をかけて防犯カメラやセキュリティーの対策もできるなら、それが1番良いかもしれません。しかし、それぞれの事情や状況がありますので、そこまでできない場合も多いことでしょう。

とはいえ泥棒にチャンスを与えたくないので、今できる対策はしっかりとしておく必要があります。故意や過失によって、自分の車が盗まれやすい状況を作ることがないように、十分に注意しておきましょう。

認定司法書士あらきんのちょっとうれしい出来事

こんばんわ、認定司法書士のあらきんです。自動車保険や交通事故の話を中心に書いているブログですが、今日は少しうれしいことがあったので報告したいと思います。自動車保険や交通事故と無関係ではないのですが、普段とはちょっと違う内容になります。

お礼&差し入れ

今日は特に出かける用事もなく、事務所でデスクワークをする予定でした。しかし午前10時30分ごろ、急なお客様。特に約束はなかったはずだと疑問に思っていたのですが、インターフォンの画面に映るのは一組のご夫婦。

なんと数年前にうちの事務所を利用してくれたお客様でした。思わぬ再会にびっくり。この日は事務所内はだいぶちらかしていたのですが、まずは上がっていただきました。

「ちょうど近くを通ったので、改めてお礼も申し上げたく、お寄りしてしまいました」

そういって差し出されたケーキの箱。こういう時って、司法書士をやっていてうれしくなる瞬間です。うちのスタッフが急いで紅茶を入れてくれ、思いがけず楽しいティ―タイムとなりました。

誰に相談すべきかわからなかった日々

個人情報は伏せますが今回来られたお客様、数年前にご主人が交通事故に遭われてつらい思いをされた方です。相手方の保険会社が不誠実な対応をするということで、知人の紹介で私の事務所の相談に来られたのですが、その時はご主人はむち打ちの痛みに耐えながらの来所、奥さまは心労で眠れず憔悴しきっておらたのを今でも覚えています。

しかし今日は、お2人とも明るい表情です。本当に良かったです。当時、保険会社とのやり取りが本当に苦痛で、どこに相談すればよいかわからなかったお2人は、共通の友人の紹介があり、私の事務所に来てくださいました。

「あの時、あらきんさんに出会えて本当に良かったです」

と言ってくださったのはうれしいですが、ご自宅から近い場所に交通事故対応のサポートができる司法書士事務所や弁護士事務所が、あまりなかったのだそうです。それぞれの事務所に得意分野があることはわかりますが、交通事故業務を扱う司法書士事務所がもう少し増えないものかと思ってしまいます。

交通事故業務のできる司法書士を増やすのが今後の目標?

楽しいテイ―タイムの後、お2人はこれから買い物に行きますと仰って、大型ショッピングモール行のバスに乗っていかれました。これからもお2人の幸せを願うばかりですが、やはり交通事故対応のできる司法書士を増やすため、何かできることはないか…来年からはそんなことも考えていきたいと思います。