雪道の運転は過失割合にも影響?積雪時の注意点について解説

寒い日が続いています。

東京でも大雪が降ったりと雪に関するニュースが様々なメディアで報じられています。

 

雪が降ると気になるのが自動車を運転する際のリスクです。

雪道の運転は普段と違い様々な危険が潜んでおり、交通事故の発生率が高まります。

 

そこで今日は雪道の運転の注意点や事故を防ぐ際のポイントについて解説します。

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雪道

 

雪道と交通事故

雪道での運転で注意すべき点はスリップによる事故です。

特に普段積雪の無い地域で雪が降ったケースでは、運転に慣れていないため事故が増加する傾向にあります。

 

積雪になれている北海道でも事故は増加傾向にあり、北海道でも積雪が増える12月下旬と10月を比較すると2倍以上に事故件数が増えているというデータがあります。

 

雪道の運転と交通事故

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では、雪道で交通事故を起こした場合、普段とはどのように違うのでしょうか。

普段の事故との最も大きな違いが現場の状況が残りにくいため、事故当時の状況が不明確となり過失割合でもめやすいという点です。

 

雪が降っている場合、交通事故当時の状況が事故直後は残っていても、時間の経過とともにその上に雪が降り積もっていくため事故当時の状況が残りにくいためです。

 

そのため、雪が降っている雪道で交通事故に遭ったり起こしてしまった場合には携帯電話を利用して事故当時の状況を写真に撮っておくことをおすすめします。

 

 

雪道の運転の際の注意点と事故を避けるためのポイント

では、そのように後でもめやすい雪道での交通事故を避けるためにはどのように運転すべきでしょうか。

 

まず、運転の際に注意すべきは雪道で起きる事故として最も多いスリップによる事故を避けるために注意する必要があります。

そのため、具体的には以下の点に注意し、事故を避けるために準備しましょう。

 

スタッドレスタイヤに交換し、チェーンも装備する 当たり前と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、雪道で起こった事故のうち夏用タイヤを装備していた事例は非常に多く、こうした備えをしないで交通事故につながったケースは非常に多く見られます。

 

また、交通事故が起きた際にも過失割合の考慮に際して雪道であったにもかかわらずノーマルタイヤで走行していた場合には、一見するとまきこまれた事故でも過失割合が認められてしまう可能性があります。

 

事故防止や事故が起きた際に不利にならないようにするという意味でもタイヤ交換はしておきましょう。

 

車間距離をしっかり取る 雪道で多く見られる事故に前方を走る車がスリップしそこへ衝突してしまうというケースがあります。車間距離をしっかりと取ることで避けられるケースもあるので、普段から意識しておきましょう。