自転車との事故にも注意

 

4月に道路交通法が改正され、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務となりました。その影響なのか、ヘルメットをつけて自転車に乗っている人が増えたように感じています。

人によっては「ヘルメットそのものが品薄で、なかなか買えなかった」という人もいるようです。

今のところ努力義務なので、ヘルメットはかぶっていなくても罰則はありませんが、自転車だからと言って事故が軽く済むわけではありまえん。

自転車でも死亡事故が起きている

残念ながら自転車でも交通事故は起きています。自転車と自動車がぶつかる事故や自転車同士の事故など、色々なパターンがありますが、自転車の関連した死亡事故は年間450件以上になります。

自転車に乗る場合、安全に走行するため以下のルールを守らなくてはいけません。

  1. 原則車道を走行
  2. 車道の左側を走行
  3. 歩道走行時には歩行者を優先し、車道側を徐行
  4. 安全ルールを守る。夜間はライトを点灯
  5. ヘルメットを着用

自動車と自転車を比べると、どうしても自転車の方が立場が弱くなるように感じますが、自転車も立派な車両です。自転車に乗る人も安全に気をつけて走行しなくてはいけないことがわかります。

自動車側が出来ること

自転車側に責任がある一方で、自動車のドライバーにも安全運転ををする責任があります。自動車を運転していると、車道を走る自転車を見ていると邪魔に感じてしまうことがあるかもしれませんが、現在の法律では自転車は原則車道を走ることになっているので、どうにもできません。

道路によっては、自転車が走るためのレーンが書かれている場所もありますので、自転車が車道を走っている場合には、自動車の側はできるだけ自転車と距離を取るなどして、自転車が安全に走行できるようにしましょう。

また、自転車は小回りが利くので、わき道から急に出てくることもあります。交差点やわき道があるエリアでは、スピードを落として走行するように気をつけましょう。

なお万が一交通事故になってしまった場合には、自動車の方が過失割合が大きくなる傾向があります。

終わりに

交通事故というと、昔は自転車の関連した事故はあまり触れられてこなかったように感じています。自転車の絡んだ事故が少なかったことが原因かもしれません。

しかし、自転車に乗る人が増えているので、自動車、自転車どちらで走行する場合にも、十分に注意を払う必要があります。夏の時期は涼しい夕方に出かける人も多いと思うので、薄暗い時間にはより一層の注意が必要になるでしょう。