安心を買うだけじゃない!自動車保険の上手な活用方法

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知らないと損をする!?あなたの自動車保険にはどんな補償がついていますか?

 

こんにちは、あらきんです。

認定司法書士として、皆さんの生活に寄り添った法律家を目指しています!

 

交通事故に遭ってしまったとき、皆さんは自分が入っている自動車保険の補償をちゃんと活かせているでしょうか?

私たちが加入している自動車保険には、知っているつもりで、分かっていない内容が結構あります。

自動車保険の証書をじっくり見てみると「こんな補償も付いていたのか!」とか「これは入っていた方がいいな」という発見があります。

 

今日は私の実体験も交えながら、自動車保険を上手に活用する方法をご紹介します。

 

■ロードアシスト特約(レッカーサービス)

10年くらい前の話ですが、友人とイベントに参加した帰り道で、居眠り運転の車に突っ込まれたことがあります。

前方からのもらい事故だったため、フロントのバンパーが吹き飛び、エンジンも損傷してしまいました。

幸いケガ人はいなかったのですが、車は自走できない状態となり、やむを得ずレッカーを呼ぶことになりました。

 

事故現場から修理工場ま運んでもらったのですが、レッカー費用が15,000円も掛かってしまいました。

 

後で分かったことなのですが、私が加入している自動車保険には「ロードアシスト特約」が付いていて、事故や故障の際は無料でレッカーを依頼できる内容でした。

つまり私は、払う必要のないお金を15,000円も払ってしまったです。

 本来であれば、自動車保険を活用できるはずの経験でした。

 

事故や故障のときに頼りになるのがこの特約ですが、契約の内容によっては無料でレッカーできる距離に制限があるので、注意が必要です。

距離制限は、保険料を少し追加するだけで無制限に変更できる場合もあります。

詳しいことは保険会社に問い合わせてみましょう。

 

■レンタカーにも対応できる他車運転特約

事故に遭って車を修理に出すと、代車としてレンタカーが用意されるケースも増えています。

自動車保険には代車費用をカバーしている契約も多いのですが、代車がレンタカーの場合には注意が必要です。

保険会社から用意されるレンタカーには、最低限の保険しか掛けられていない可能性があるからです。

 

レンタカー会社が保険代車として車を貸し出す場合、保険会社とかなりの低額で契約をしています。

そのため、代車として利用しているレンタカーで事故を起こしてしまうと、休業補償や免責金を請求される可能性もあるのです。

 

そんな時に活用したいのが、他社運転特約です。

この特約は自分の車以外の運転でも適用される保険で、レンタカーにも適用されます。

仕事や旅行の時はもちろん、事故代車としてレンタカーを使う場合にも活用して欲しい補償です。

 

但しこの特約は、自分の車に掛けられている補償を限度としているため、契約内容によってはメリットを受けられない可能性もあります。

レンタカーを借りる機会があれば、保険会社に適用範囲を確認しましょう。

 

■ゴールド免許は必ず申告する

自動車保険にはさまざまな割引がありますが、ゴールド免許割引もその一つです。

私が今の自動車保険に加入したときは、免許証の色はまだ水色でした。

そのためゴールド免許割引は適用されておらず、ゴールド免許に変わった後も保険会社への申告をしていませんでした。

本来なら契約更新のたびに保険会社が確認してくれるはずなのですが、運が悪いことに、保険会社の担当者も2年間確認を忘れていたのです。

その2年間、私は11パーセントのゴールド免許割引を余分に払ったことになります。

 

ちなみに、保険会社の担当者が知り合いだったため、差額に関しては「ごめんねえ~」の一言で片付けられてしまいました。(涙)

 

【自動車保険を活用しよう】

今日ご紹介したのはほんの一部ですが、どの特典も補償の内容を理解していないと受けられないものばかりです。

自動車保険を上手に活用するためには、一にも二にも、補償内容をしっかり理解することが肝要です。

 

気になる方は、自分が加入している自動車保険の証書を、一度広げてみてください!